台風やゲリラ雷雨が毎年のように深刻な被害をもたらしているほか、大地震への警戒も引き続き呼びかけられていますが、防災グッズの備えは万全ですか?
最近では新型コロナをはじめ、コロナ収束とともに再拡大したさまざまな感染症への注意が必要となり、単なる防災グッズではなく、感染症対策までを考えた防災対策が必要となりました。
そこで今回は、必ず準備しておきたい基本的な防災グッズとともに、感染対策としてもおすすめしたい防災グッズをご紹介します。
日頃の備えの参考に、ぜひご一読ください。
基本の防災グッズ7選 <定期的にリュックの中身を見直したい>
非常時に、重くて大きな荷物をいくつも持って避難することは簡単ではありません。
必要最低限の防災グッズを無理なく常備し、賞味期限などを定期的にチェックをしながら備えておくことが重要です。
また、お子様・女性・高齢者などと同居している方は、それぞれに必要なグッズを備えておくことも忘れないようにしましょう。
ここでは、リュックにセットしておくと安心な、基本の防災グッズ7種類をご紹介します。
飲料水
首相官邸のサイト情報によりますと、防災準備として適切な飲料水の分量は、1人1日3リットルが目安とされています。
この分量の飲料水を家族の人数分用意しておくことを心がけましょう。
ただし、これは備蓄のための目安量なので、全てをリュックなどに詰めておくという意味ではありません。
また、停電時に冷蔵庫を保管庫として活用するために、500mlペットボトル入りの飲料水数本を、日頃から凍らせておくと役立ちます。
食料品
先ほどもご紹介した首相官邸のサイト情報では、災害時の備蓄として3日分の食料を人数分用意しておくことを推奨しています。
非常用の食料でおすすめなのは、アルファ米など、水やお湯を注ぐだけで食べることができる防災食や、ビスケット・板チョコ・乾パンといった保存食です。
保存食は概ね賞味期限が3~5年程度ですが、定期的に確認し、期限が迫っていたら消費して買い替えることもお忘れなく。
ペーパー類
ティッシュペーパーやトイレットペーパーは生活必需品。
数日間避難することも想定した分量を常に備蓄しておくと、いざという時に慌てずに済みます。
また、ウェットティッシュは避難先で手を洗う場所や水が不足している時にも使用することができて便利。
衛生面に十分注意したい非常時にはかなり役立つアイテムなので、必須の防災グッズとしてリュックなどにセットしておきましょう。
懐中電灯
停電になることも多い非常時には、懐中電灯が必需品となります。
また、避難した際には十分な明かりがない場面も想定されるため、移動する時にも懐中電灯が重宝します。
常に防災グッズ用バッグに懐中電灯を入れてある方は多いようですが、「肝心な時に電池が切れている」「少し使ったらすぐに電池が切れた」という場合があるので、電池の定期的なチェックや電池の備蓄にも注意が必要です。
携帯型ラジオ
台風や豪雨、または地震などの際は携帯電話が繋がりにくくなることも珍しくありません。
災害時には避難情報や気象状況など、刻一刻と更新されていく情報をいかに正確につかむかが安全確保のポイントとなるため、携帯ラジオの準備を強くおすすめします。
中でも、充電不足に備えて手回し充電が可能なものや、FM電波でAM放送を聞ける「ワイドFM」に対応したモデルを用意しておけば、いざという時に心強いでしょう。
モバイルバッテリー
非常時には、情報収集や家族との連絡など、スマートフォンを使う場面が増えるわりに、充電に困ることが多くなりがちです。
そんな時のためにモバイルバッテリーを防災セットに加えておきましょう。
できるだけ容量が多く、なおかつ軽量タイプのものがおすすめです。
着替え・下着
防寒具や最低限の着替えがあるといいでしょう。
防寒具は折りたためば小さくなり、なおかつ軽量で薄手のアルミポンチョやアルミシートがおすすめです。
災害時や避難場所では思うように入浴ができないことも想定されるため、着替えは最小限にしておき、体を拭けるウェットタオルなどを用意しておくのも良いでしょう。
便利なおすすめアイテム5種!これからは感染対策を考慮した防災グッズを常備しよう。
新型コロナウイルスが5類に分類され、発生から数年間も続いた緊張状態が少し緩和されたとはいえ、感染拡大が繰り返されていることは紛れもない事実です。
また、災害時の避難所等で度々問題になるのが衛生問題。
今後は防災グッズにも、感染予防のためのアイテムや衛生用品をプラスすることが必須となるでしょう。
ここでは、防災グッズに加えておきたい感染症予防対策グッズをご紹介します。
感染対策になるだけでなく、便利に使えるものばかりなので、ぜひ参考にしてください。
マスク
災害が起きた時、避難所に人が密集する場などでは、感染予防の観点からマスクを着用することを想定しておく必要があります。
日頃から使っているという方も多いマスクですが、長期保存や避難時の携行を考えれば、個包装マスクを常備しておくと安心です。
家族の人数×数日分を用意しておくことをおすすめします。
使い捨てタオル
手や体を洗った時に必要となるタオルですが、非常時には洗濯をするのに十分な水を確保できない場合も考えられます。
また、特に感染症が拡大している時などは、たとえ家族であってもタオルを共用することは控えた方が良いといわれています。
そこでおすすめなのが使い捨てタオルです。
一般的なタオルよりも薄手で扱いやすく、ちょっとした防寒や傷の手当などにも活用できるため、防災アイテムに最適といえます。
使い捨て容器
災害時、水の供給量が足りなくなると、日頃何気なく使っている食器を使うことが難しくなります。
災害時の食事でよく聞くのが、食器にラップフィルムをかけることで、食器を洗わなくても良いようにして使うという方法。
ただ、ラップフィルムをかけていても、何度か使うと洗いたくなるのが人の情です。
また、避難が必要な場合、割れ物である食器を家から避難所へ持ち出すことも現実的ではありません。
そこでリュックに入れておくと良いのが使い捨て容器です。
感染症対策としても食器の共用は望ましくないため、使い捨て容器を使うのがベターといえます。
ポリグローブ
コロナ禍で活躍したものの一つが使い捨て手袋です。配膳や傷の手当など、食べ物・人に触れる際の感染症対策として欠かせないアイテムなので、災害時にも何かと役立ちます。
赤ちゃんがいる家庭では、おむつを替える際に使用することもできます。
ゴミの悪臭対策グッズ
防災対策として考えておきたいのがゴミ問題です。
災害が発生してライフラインや公的サービスが正常に機能しなくなった場合、通常のようにゴミが収集されないことは十分に考えられる事態。
衛生面の悪化や悪臭を防ぐには、臭いが漏れにくいゴミ袋の準備がおすすめです。
ゴミ袋はゴミ袋としてだけでなく、防寒対策や敷物としても使える便利な防災グッズなので、必ず防災用具セットの中に入れておきましょう。
防災グッズの準備とともに家族との安否確認方法を知っておくことがとても重要
災害時には普段のような生活ができにくくなるため、あらかじめ必要な防災グッズを準備しておくことが非常に大切ですが、もうひとつ重要なのが家族との連絡手段の確保です。
災害が起きた時は、基地局が機能しなくなったり多くの人が一斉に携帯電話を使用して通信回線がパンクしたりするなどして、電話が繋がりにくくなることがあります。
そのため、災害が起きてから焦るのではなく、常に家庭内で災害時に連絡が取れなくなった場合はまずどうするのかなどを話し合っておくことが重要となるのです。
また、災害用伝言ダイヤルの存在を確認しておくこともおすすめ。
局番なしで「117」にかけ、伝言を録音するだけと、使い方はいたって簡単です。
電話番号を知っている相手は、その伝言を聞くことができます。
文字情報で伝言ができる「災害用伝言板」も使えます。
こうした知識を共有しておくだけでも、いざという時の安心材料になるので、ぜひ覚えておいてくださいね。
衛生用品や防災便利アイテムを揃えた『あおやま食品』からのおすすめグッズ
防災グッズをセットで購入しようかどうか迷っているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、避難する時に持っていける物には限りがあります。
また、飲食・防寒・衛生面など、生きるために最低限必要なグッズを優先的に用意しておくことが重要です。
衛生用品や便利な資材を取り扱っている「あおやま食品」では、防災グッズとしてはもちろん、日常の衛生用アイテムとしても重宝するさまざまな商品を揃えています。
ここでは、あおやま食品店長より、防災グッズとしてぜひ加えていただきたいおすすめアイテムをご紹介します。
こんにちは!毎年9月1日は「防災の日」ですよね。
近頃は台風や水害が頻繁に起きているので、防災対策はまさに待ったなしですが、防災の日を防災グッズのチェックの日に決めておくと、忘れることがないのでおすすめです!
あおやま食品では、非加熱殺菌されたおいしい天然水「嬬恋の天然水」をおすすめしています。2ℓタイプと500mlタイプがありますが、防災対策としては、500mlが便利ですよ。
そうなんです。ペットボトルの天然水を凍らせておくことで、飲料水としてはもちろんのこと、しばらくの間冷蔵庫の機能保持をするために利用するなど、暑い季節の防災対策に大いに役立ちます。
また、医療機関でも使われている使い捨てバスタオル「フキーナー」も、防災グッズに加えていただきたいおすすめアイテム。ハサミで簡単にカットできるため、災害時によくあるケガの手当にも重宝しますよ。
あおやま食品では、他にも幅広いサイズ感の使い捨て容器や、さまざまな容量の除菌ウェットティッシュ、ほど良いフィット感で作業しやすいTPPグローブなど、感染症対策までを考慮に入れた防災グッズを数多く揃えております。
ぜひ、お気軽に覗いてみてくださいね。
まとめ
深刻な雷雨や水害が日常的に起きるようになった昨今。防災グッズの準備は欠かすことのできないものとなっています。
また、感染症対策もすでに習慣の一つとなり、衛生面が不安な災害時には特に注意が必要です。
今後防災グッズを用意する場合は、感染症対策までを踏まえたアイテム選びが重要となります。
ひとまず今回の記事を参考にしていただき、ライフラインが機能しなくなった場合や、家族がバラバラになっている時に災害が発生した時のシミュレーションをするとともに、必要な防災グッズの洗い出しを行ってみてはいかがでしょうか。