新型コロナウィルスに翻弄された飲食業界も、少しずつ本来のスタイルでの営業を取り戻しつつありますよね。
しかし、コロナを経験したことにより、ユーザーの衛生意識はコロナ前とは大きく様変わりしました。
もともときれい好きな日本人ですが、ますます衛生面に気をつかう傾向が強まった印象はありませんか?
そこで今回は、飲食店でコロナ収束後にお客様が安心して店舗利用できるよう、また運営側も安心・安全に料理や商品を提供するために使い捨て手袋を常備すべき理由や、手袋を扱う際の注意点、使い捨て手袋の適切な選び方についてご紹介します。
SNSでバズることで1日にして人気店となるチャンスもある昨今ですが、逆にちょっとした不手際によって低評価が広まる速度も早まっています。
お客様がより安心して楽しめる飲食店づくりができるよう、ぜひこの記事を参考になさってください。
アフターコロナにも飲食店が手袋を常備すべき理由
コロナ禍が収束しつつあるからといって、一度浸透した衛生に対する強い意識がすぐに変化することは考えにくいものです。
そもそも、食を提供する飲食店では、衛生面への配慮はし過ぎるくらいがちょうど良いともいえます。
ここでは、アフターコロナにも飲食店が使い捨て手袋を常備し、積極利用すべき理由をご紹介します。
理由①手袋ニーズがなくならないことが予想されるから
数年間続いたコロナ禍では、飲食店のビュッフェ・ドリンクバーはもとより、食品売り場や食品物販店などでも、使い捨て手袋を着用して食品を扱う店舗が増え、定着しました。
確かにコロナ以前から、キッチン内の盛り付け、調理作業や、食器洗いでの手荒れ予防として従業員が手袋を使用する習慣は見られました。
しかし、コロナ禍によってお客様側の使い捨て手袋の使用が日常化したことは大きな変化です。
一度手袋や個別トングを使うと、使わないことに対する衛生上の不安、素手で作業することへの嫌悪感を感じるようになるのが人情。規制が緩和されたあとも、使いたいというお客様が一定数おられることは容易に想像できます。
飲食店側が常にお客様に手袋を提供できる態勢を整えておくことはもちろん、従業員が厨房作業する際には意識的に使うことをおすすめします。
理由②SNS映え対策にもHACCP実施アピールが必要だから
飲食店がサービスや商品を紹介し集客する手段として、TwitterやInstagramなどのSNSが欠かせないものとなってきました。何気ないフレーズや画像の拡散が、今や世界中の飲食店を一夜にして人気店にする可能性を秘めているのです。
ですが、ちょっとした衛生管理の欠如が、文章や写真を通じて世間に伝わってしまうと、逆の効果が働きかねません。
食品を扱っている写真では、衛生手袋を装着していることをしっかりとアピールし、実際に使用を習慣にすることが大切です。
また、ホームページなどで「当店では使い捨て手袋や個別トングをお使いになれます」といった紹介文を掲載することも、衛生意識の高いお客様に安心を与える良い方法といえるでしょう。
飲食店はHACCPを実施することが義務付けられていることもあり、疫病の流行に関係なく衛生管理に対する意識を高め、内外に徹底させることがたいへん重要となります。
HACCPとは、食品の製造工程などで使用される衛生管理に関する手法で、「Hazard Analysis and Critical Control Point」のイニシャルを並べた略称です。日本語にすると「危害要因分析重要管理点」という難しい言葉になります。
HACCPをできる限り簡単に言いますと、食品の材料などを仕入れてからお客様に提供するまでの過程で発生し得る危険要因をまずは分析(HA)で洗い出し、その要因を取り除くための重要ポイント(CCP)を決めて実施する。HACCPとは、そうした食品管理についての手法・取り組みなのです。
飲食店が使い捨て手袋を効果的に活用するための注意点
飲食店は、菌や異物が食品に付着・混入するリスクを最大限予防する義務があります。
そのためには、使い捨て手袋を従業員側もお客様も適切に使用することが大切です。
ここでは、飲食店が使い捨て手袋を効果的に使うために押さえておきたい注意点をご紹介します。
食品衛生法に適合する手袋を使用する
現行の食品衛生法では、いわゆるビニール手袋を食品加工や調理の際に使用することはできません。
じかに食品に触れる場合は、ニトリルゴム製やポリエチレン製の手袋を着用することが重要です。
また、手袋を着用する場合でも、必ず入念に手洗いをしてから使用するようにしましょう。
手袋がつけっぱなしになるリスクを抑える
食品を扱う際やお客様に料理を提供する際、手袋をしていると、つい「衛生管理ができている」と思い込んでしまいがちです。
しかし、手袋をつけっぱなしにすると、さまざまな物に手で触れるため、どこで菌が付着し、さらにどこに広がってしまうかわかりません。
また、一定時間以上つけたままにしていると、いつのまにか小さな傷や穴ができ、かえって不衛生になるリスクも高まります。使い捨て手袋は一定の時間や作業ごとに付け替えるルールを作って使用することが大切です。
用途に応じて種類を使い分ける
飲食店では、キッチン内で作業をする場合と、お客様ご自身が使う場合の使い捨て手袋の使い分けをする必要があります。
厨房での作業はニトリルゴム製手袋がおすすめ
厨房での作業用には、手先の細やかな動きを可能にするために、フィット感がある手袋を選ぶと良いでしょう。
フィット感に優れ、なおかつ食品衛生法に適合している手袋といえば、ニトリルゴム製の手袋です。
お客様用の手袋は脱着しやすいポリエチレン製の手袋
一方、ビュッフェスタイルの食事提供や、パン・ドーナツ店など、お客様ご自身に手袋を装着していただく飲食店では、フィットし過ぎる手袋では簡便性を損ねてしまい、「あのお店は手袋の装着に手間取る」という印象も与えかねません。
衛生的な理由でお客様に使い捨て手袋をお使いいただく場合は、着脱しやすいポリエチレン製手袋がおすすめです。
【飲食店・食品物販店】お客様が安心する手袋の選び方
飲食店では、厨房内ではニトリルゴム製のカラー手袋を選ぶと良いでしょう。
肉や粉ものなどを成形する際、異物が紛れていることが色の対比で発見しやすくなります。
これは、HACCPの観点からも有効的です。
ただし、オープンキッチンやフロアでのサービスなどには、ブルー手袋は目立ちすぎて、お客様に悪印象を与える恐れがあるので、透明色や白に近いニトリル手袋を使うことをおすすめします。
飲食店の業務効率を高めお客様に安心をもたらすオススメ手袋
コロナ禍でのさまざまな教訓を経た今、飲食店運営者の方々は、自分たちを守るためにも、お客様に安心して食事や買い物を楽しんでいただくためにも、使い捨て手袋を常備することを強くおすすめします。
ここでは、飲食店向けの衛生用品や資材を取り扱う老舗「あおやま食品」の店長より、アフターコロナの飲食店運営にぴったりな使い捨て手袋をご紹介します。
こんにちは!あおやま食品店長です。
つらかったコロナ禍も一段落してきましたが、使い捨て手袋や消毒などは、今後のスタンダードとなりそうですよね。
あおやま食品では、厨房での調理作業に最適なブルーのニトリルゴム製使い捨て手袋、お客様から見られても安心のホワイトカラーのニトリルゴム製手袋をご用意しています。
こんにちは!
さらに、あおやま食品では、飲食店や食品物販店でお客様が取り分け用に使うのに最適なポリエチレン製手袋も、特価にてご用意しています。
ポリエチレン製は着脱しやすい構造ながら、ほど良いフィット感もある仕様。
操作性にもすぐれます。
伸縮性に富み、SサイズからMサイズの方まで、幅広い手の大きさに対応します!
ひとまず、あおやま商店で人気の使い捨て手袋をリストアップしてみましょう。
商品名 | 原材料 | 特徴 | カラー | 食品衛生法 |
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TPEポリグローブAS(熱可塑性) 100枚 × 4箱セット | サーモプラスチックエラストマー/ローデンシティポリエチレン | 伸縮性、引張強度が高い 内エンボスにより着脱しやすい 断熱性を要する用途には適さない | 透明 | |
使い捨てSANI LINK プレミアムフィットグローブ(クリア・200枚入) | ポリエチレン | 溶剤や油、薬品に強い グリップ性が高い フィット感あり 左右兼用 | 透明 | |
使い捨てSANI LINK プレミアムフィットグローブ(ブルー・200枚入) | ポリエチレン | 溶剤や油、薬品に強い グリップ性が高い フィット感あり 左右兼用 | ブルー | |
【ニトリルゴム手袋】オカモト スムースニトリル サイズM/粉なし/100枚入 (ブルー861B)(ホワイト861) | ニトリルゴム | 手にぴったりフィット 内側コーティング加工で水に濡れた手でも着脱が簡単 脱ぎはめしやすい内面処理 衛生的な袖口取り出し口 フックなどに箱をかけられるヘッダー付き | ブルー/ホワイト |
なお、ブルーカラーおよびホワイトカラーのニトリルゴム製手袋も、ポリエチレン製手袋も、もちろん食品衛生法適合品です。ニトリルゴム製の手袋は、まるで素手のような操作性を誇ります。タイプは人気の粉なし。使い勝手抜群です。
いずれもお手頃価格でご提供しており、特にTPEポリグローブは特価にて販売中です。価格チェックやご注文はこちらから、お気軽にどうぞ!
まとめ
飲食店にとっては長い試練となったコロナ禍も、いよいよ事実上の収束を迎えようとしています。
しかし、一般の方々の衛生観念が大きく変わったことは紛れもない事実。
今後も飲食店は、従業員自らの手袋着用や手指消毒を励行し、お客様にも適宜使用していただけるよう、使い捨て手袋を常備することをおすすめします。
その際は、この記事でご紹介したように、目的に応じて手袋を選び分け、つけっぱなしに注意しながら効果的に使用することも忘れないようになさってください。
あおやま食品では、食品衛生法に適合する使い勝手が良い使い捨て手袋を各種取り揃えているほか、飲食店や医療現場で重宝する資材も多数ラインアップしています。ぜひ、お気軽にネットショップを覗いてみてくださいね。