沖縄産のコーヒーがあることをご存じですか?
コーヒー豆の産地といえば、中南米やアフリカ大陸といった熱帯エリアを思い浮かべる方は多いことでしょう。
一方で、最近、貴重な国産コーヒーとして、沖縄県産のコーヒー豆が注目を集めています。
現地で飲んだりお土産にしたりすることも楽しみですが、家庭で楽しんだり自分のお店で提供したりしてみたいという方も多いのではないでしょうか。
ところで、沖縄県は亜熱帯気候の地域。
なぜコーヒー豆を栽培することができるのか、不思議に思われませんか?
今回は、沖縄県のコーヒー栽培事情や沖縄コーヒーの味や香り、さらにはおすすめの沖縄コーヒー銘柄とその購入方法などをご紹介します。
沖縄で国産コーヒー豆を栽培できる理由
コーヒー豆の栽培には、コーヒーノキが生育できる気候条件を満たした場所が必要です。
コーヒー豆は、雨季と乾期のメリハリと寒暖差のある熱帯気候地域でさかんに栽培されます。コーヒーノキの成長期に多くの雨が降ることや、年間を通じて温暖であることも求められます。
日当たりも大切ですが、強い日差しであればいいということでもないため、コーヒー豆を栽培できる地域は、世界でも限定的なのです。コーヒー豆栽培に適したエリアを一般的に「コーヒーベルト」と呼びます。
日本列島はコーヒーベルトには含まれませんが、沖縄県が位置する緯度は日本国内ではコーヒーベルトに最も近い地域。
そのため、肥えた土地や好環境、専門家の技術があれば、沖縄県でコーヒー豆の栽培をすることは可能です。
社団法人全日本コーヒー協会によりますと、コーヒーベルトの定義は『赤道をはさんで南北緯25度、北回帰線と南回帰線の間』となっています。
沖縄県の緯度は26度なので、コーヒーベルトの北緯から微妙に逸れているだけ。この1度を補える土地条件やテクニックが、良質なコーヒー豆栽培の決め手といえるでしょう。
沖縄産コーヒー豆の基礎知識
沖縄産コーヒーは、その基礎知識を知っておくと、より深く味わい、楽しむことができるでしょう。
ここでは、沖縄産コーヒー栽培の歴史や、沖縄産コーヒーの味・香りの特徴についてご紹介します。
沖縄産コーヒーはいつから栽培されている?
沖縄でのコーヒー栽培の始まりは、国産コーヒーの夜明けを意味します。
つまり、沖縄県は日本産コーヒー発祥の地。
初めて沖縄にコーヒーが入ってきたのは明治時代といわれ、本格的にコーヒーづくりが始まったのは1970年代以降とされます。
日本国内では1年を通じて比較的温暖な沖縄ではありますが、冬期の低温、真夏の高温、台風被害が壁となり、コーヒー豆栽培に成功することは至難のわざだったようです。
それでも、生産者の苦労が報われ、徐々に栽培ノウハウが確立し、最近では年々認知度を上げてきています。
もともと人気観光地である事から沖縄のコーヒーは、今後ますます人気が高まることが予想されます。
沖縄産コーヒーはおいしい?どんな味がする?
沖縄で栽培され収穫されるコーヒー豆の多くはアラビカ種というメジャー品種ですが、アラビカ種はさらにそのなかに多数の亜種を含みます。
沖縄で栽培されているのは、アラビカ種ムンド・ヌーボーとブルボン種アマネロいう品種が主流。
この品種のコーヒー豆は、アラビカ種全体の特徴である甘い香りを持ち味としながら、コクや酸味などのバランスが良く、後味がすっきりとしている点も特徴です。
さっぱりとした味わいは、コーヒー好きな方からコーヒー初心者の方まで、幅広い層に受け入れられる飲み心地といえるでしょう。
沖縄産コーヒーの魅力とは?
話題や食文化が広がる
沖縄産コーヒーは希少性が高いため、今のところ、一杯あたりの価格は高めになってしまいます。
しかし、貴重な経験をSNSで上げたりブログに載せたりする方が増えている現代では、「文化的経験」や「話題づくり」として希少な飲食体験を求める方がおられることも事実です。
SDGsに対する意識が高まる
SDGsを意識した暮らしが浸透してきた昨今では、こうした意識をしっかりと持っていらっしゃる方もいるでしょう。
沖縄産の(農薬不使用栽培の)コーヒー豆は、食料自給率向上や地産地消、有機農法の促進などに貢献し、持続可能な社会づくりの一翼を担うことができるでしょう。
通販で買える!おすすめの沖縄コーヒー農園をご紹介します。
沖縄産コーヒーには、多くのメリットがあることをご紹介してきました。
沖縄産コーヒー豆は通販などで購入できる機会も少しずつ増えてきています。
しかし、いったいどこの沖縄コーヒーを選べばいいのかわからないという方が多いのではないでしょうか。そこで、ここでは食品や衛生用品の卸業者「あおやま食品」の店長から、おすすめの沖縄コーヒー銘柄と入手方法をご紹介します。
こんにちは!あおやま食品は、食品・衛生用品・業務用資材の卸会社です。あおやま食品では、沖縄県で長年コーヒー豆栽培に従事している沖縄コーヒーの先駆け的存在であるカフェドゥ ミヤさんが手塩にかけて育てたコーヒー豆だけを取り扱っています。
こんにちは!カフェドゥ ミヤさんが育てたコーヒーの穏やかですっきりとした味わいにはファンも多く、入手できる機会に購入されることをおすすめします。
あおやま食品でも入荷できる状況のときにすかさず仕入れていますので、ご興味のある方は、お手数ですがこまめにチェックしてみてくださいね!次に、カフェドゥ ミヤさんが栽培したコーヒー豆の魅力的な特徴をまとめましたのでご覧ください。
沖縄産コーヒーなら沖縄県本島中北部(東海岸)OKINAWA-COFFEEがおすすめ!
カフェドゥ ミヤさんの農園で丁寧に栽培・収穫・加工され、安心の国内流通で届けられる沖縄コーヒーの特徴をご紹介します。
1.ほのかに甘くすっきりとした味わいで美味しい
生産者(宮里直昌さん)が手がけた沖縄コーヒーの味は穏やかでやわらかく、しかも後味すっきりな飲み口で日本人の味覚によく合い、幅広い方の好みに適します。
また、コーヒーらしいほろ苦さをしっかりと残しつつ、十分感じられるほのかな甘みも人気の秘密。シュガーやミルクなしでコーヒーを飲む習慣がない方でも、思わずストレートで飲みたくなる美味しさです。
2.農薬不使用で安心
農薬不使用を貫く宮里さんの沖縄コーヒーは、産地や農薬が気になる方でも安心して飲むことができます。
厳選された肥料で育てられており、安全性とフレッシュな香り、美味しさを大切にしたコーヒーづくりを実感できるコーヒーです。
3.独自の農法で栽培されていて飲みやすいのに個性豊か
試行錯誤を重ねて辿り着いた宮里さんのコーヒーづくりは、唯一無二。台風や高温など沖縄特有の自然環境に合うベストな方法で育てられています。
宮里さんのコーヒーは、米ぬかや海藻などの独自肥料により微生物を多く含む土壌で栽培されており、実に風味豊かなので、オーガニック志向の方にもおすすめといえるでしょう。
あおやま食品では、
カフェドゥ ミヤさんの生豆の美味しさ、やさしさを最大限生かせるよう
ローストにもこだわっています。
自然に近い形で作られた生豆は、シーズンごとに豆の状態が違います。
そのため、毎回何度も試作をした上でローストの具合や、ご依頼する先を決めているんです。
今年は、中深・中浅の火入れが得意な業者さんをそれぞれ選定し、2か所にローストを発注しました。このこだわりが、中深ならではのコク深さ、中浅でしか味わえないほんのりとした酸味を引き出すのです。
また、中深・中浅いずれも後味はすっきり。ローストによる飲み心地の違いとともに、カフェドゥ ミヤさんの生豆全体に共通するすっきりとした味わいを、ぜひどちらもお楽しみください。
まとめ
沖縄産コーヒーは最近注目のコーヒー豆です。貴重さや独自の風味はもちろん、飲食店がすぐに始められるSDGsへの取り組みとしてもおすすめできます。
ぜひあおやま食品の店長まで、お気軽にお問い合わせください!